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憲法記念日に寄せて

 本日は憲法記念日です。現行の日本国憲法が施行されてから69年の歳月が過ぎました。  日本国憲法は、この69年の間、一字一句改定されることなく、わが日本国の最高法規であり続けています。戦後ほとんどの期間を、改憲を党是とする「保守」政党が政権を握っていながら、国民投票はおろか、国会が改憲を発議することさえできませんでした。  その最大の理由は、国民のあいだに現行憲法に対する強い思い入れがあったというよりは、現行憲法のもとでなにか不具合を感じることがなかったからでしょう。現行憲法のもとで、戦後の日本人は、一時世界第2位と呼ばれた経済大国へと成り上がり、また第2次世界大戦終結から70年余り、一度も戦争に参戦することのない平和国家としての地位を確固たるものにしました。  しかし、大きな目で俯瞰してみれば、この今日の我が国の繁栄は、すべて虚像であるといわざるを得ません。なぜなら、この繁栄は、日本国民が自らの心血を注いで手に入れたものとは言えないからです。

 戦後の日本は、政治・軍事・外交・経済など、あらゆる面での主権を米国に握られていました。戦後、基本的に対米追従姿勢を採りつづけた自民党政権のもとで、我が国は自主・自立した政治・軍事・外交・経済政策をとることはありませんでした。独立した主権国家ならば当たり前の「自分の国は自分で守る」ことすらせずに、自国防衛を他国にゆだねたままにして、本来国防にあてられるべき予算を経済発展へと流し込み、独立国家としての尊厳などかなぐり捨て、虚構の平和を甘受し続けたのです。  現在の安倍政権も、基本的にはこの姿勢を踏襲しています。現行憲法の規定を無視し、国会での多数を口実に強行採決された「平和安全法制」安保法は、我が国の集団的自衛権行使を可能とする法律です。外交や防衛に関して、独立した判断を下す能力を持たない我が国の政権のもとで、この法律は、日本国民の生命と財産、先人から受け継いできた、歴史と伝統ある日本国の主権を独立を守るべき自衛隊を、米軍の傭兵として、米国の帝国主義的侵略戦争に参加させかねません。  日本若者党は、いまこそ「自主・自立、独立した主権を持つ国家として当たり前の能力を取り戻す」ため、日本国憲法の改正を目指します。第9条を改正し、自衛隊を国軍として規定し、そのうえで民主的・立憲的な枠をはめ、自衛隊を憲法に規定された真の国民の軍隊へと進化させます。若者党の憲法改正論は、この点で、自民党の改憲論とは根本から異なります。

 戦後70年を過ぎ、いまだに「敗戦国」として檻に閉じ込められたままの日本。自主自立の日本を未来の世代へ受け継ぐため、日本若者党は真に祖国愛からの憲法改正を提言していきます。


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